DFIはAllxonと連携し、IoTハードウェア管理をクラウドに統合する「クラウドベースのアウトオブバンド管理ソリューション」を導入します。Allxonは、業界のあらゆる垂直アプリケーション向けに、業界で初めてかつ唯一のクラウドサービスによる包括的なリモート管理をオープンプラットフォーム上で提供しています。
AIアプリケーションをIoTデバイスに統合することにより、現在数百億台のコネクテッドIoTエッジデバイスが世界中の拠点で展開されています。しかし、機器のメンテナンスを担当するスタッフは、IoTデバイスの急増に上手く対応できず、エッジデバイスがダウンしたり、OSがクラッシュしたりすると、メンテナンス技術者がシステムに対処するために現場に行く必要があり、時間とコストを要します。クラウドベースのアウトオブバンド管理ソリューションを利用して、リモートでメンテナンスを実行すると、エッジデバイスが破損または侵入を受けた場合も、迅速に復旧したり、電源をオンまたはオフにしたりすることができます。それにより運用コストを削減し、サービス品質を向上するとともに、人の接触を減らして感染リスクを低減することができます。
また、Allxonはすでに完全に機能するIoTクラウドサービスであるため、多数のIoTデバイスが展開されると、DFIはAllxon DMSと高度に統合でき、IoTデバイスがインターネットに接続されると、必要があるソフトウェアをクラウドプラットフォームで一回にダウンロードして、、インバンド管理によるソフトウェアのダウンロードプロセスとインストール設定が自動的に完了します。さらに、アウトオブバンド管理モジュール(Allxon swiftDR OOB Enabler)を通じて、デバイスがクラッシュしてブルースクリーンとなった場合や、システムが応答しない場合に、強制電源オフ/オンやSSDリカバリーなどのディザスタリカバリ操作を実行することができ、メンテナンス時間と人件費を大幅に削減することができます。また、Allxonのデバイス管理ソリューションは、リアルタイムの動作ステータスを取得し、温度や湿度、バッテリー残量、侵入検知などの警告通知を提供することができます。さらに、デバイス情報やヘルスステータスのデータを自動的に収集して、Allxon DMSポータルに表示することもできます。加えて、Allxon DMSは異常が発生する前にアラートを提供することで、差し迫った損害を軽減し、技術者が事前に対応する時間を確保して、コスト面の損失を軽減することもできます。
DFIのSteven Tsai社長は、「AIoT(Artificial Intelligence Internet of Things)の急速な発展に伴い、エッジデバイスの急増とクラウド間のデータ量が増加し、より完全なクラウドベースのアウトオブバンド管理システムが必要になります。DFIとAllxonの連携により、DFIが提供するIoTクラウド管理の完成度がさらに向上され、最適なクラウドツールを企業に提供することでより良い管理を実現できるようになります」と語っています。
AllxonのCEO、Alex Liu氏は、「Allxonは、大規模デプロイメントと構成サービス、OTA(Over-The-Air)によるAIモデルのアップデートなどの機能を備えた、すぐに使えて統合が容易なクラウドプラットフォームを提供し、さらにエッジデバイスのハードウェアとソフトウェアの両方に24時間365日の監視・管理サービスを提供します。AllxonはAIoT時代においてDFIを支援することができます。自然災害やパンデミックが発生した場合、OTチームが世界中のエッジデバイスを監視・制御・管理し、デバイス運用の効率を高めることを可能にする、クラウドベースのリモート管理ソリューションが不可欠です」と述べています。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響を受け、リモート管理は企業にとって不可欠なツールとなっています。DFIとAllxonの連携は、Microsoft Azure Sphereに対応した既存のDFIによるRemoGuardリモート管理プラットフォームに加えて、クラウドIoT管理ソリューションの整合性をさらに強化し、中断のないサービスを提供するIoTアプリケーションアーキテクチャの構築においてお客様を支援します。
DFIについて
1981年に設立されたDFIは、複数の組み込み産業にわたって高性能のコンピューティングテクノロジーを提供する一流のグローバルプロバイダーです。DFIの革新的な設計と高度な品質管理システムにより、DFIの産業用ソリューションは、ファクトリーオートメーション、医療、ゲーム、輸送、スマートエネルギー、ミッションクリティカル、インテリジェントリテールなどの幅広い市場において、お客様の機器の最適化、高い信頼性、長期のライフサイクル、24時間365日の耐久性実現を可能にしています。DFIは、トムソン・ロイターによって2018年「グローバルテクノロジーリーダーズトップ100」に選出されたテクノロジー大手Qisda/BenQグループに加わって以来、常に高みへと上昇を続けています。グループ傘下の強みを活かし、Qisdaはすでにサプライチェーン管理と製造の生産性を全く新しいレベルに引き上げています。DFIの組込みコンピューティング能力とソリューションは以降もスマートアプリケーションおよびオートメーションの分野でニッチを見出し、様々な産業でグローバルに拡大しています。グループのリソースから恩恵を受けています。